コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、10月1日からバイヤー1人をファミリーマート(本社・東京都豊島区)の商品部に出向させて新商品開発に参加することになった。コープさっぽろとファミリーマートは今年初めに業務提携に向けた交渉で合意したが、10ヵ月目にしてようやく1歩を踏み出した形だ。(写真は、コープさっぽろ本部)
両者は、今年初めに提携交渉入りで合意したものの、ファミリーマートがユニーグループ・ホールディングス(同・愛知県稲沢市)との経営統合を控え、交渉は事実上中断していた。しかし、9月1日にユニー・ファミリーマートホールディングス(同・東京都豊島区)が誕生、組織体制も整ったためようやく両者が具体化に向けて動き出した。
業務提携に向けた交渉の方向性は①店舗に関する事業での共同の取り組み②宅配に関する事業での共同の取り組み③生産工場等での共同の取り組み――の3つの分野。第1歩として新商品開発に参加、共同事業の可能性を探る。今後、エリアフランチャイズの契約も検討していく。