「札幌フードセンター元町店」から「マックスバリュ元町店」にリニューアルオープン、惣菜充実させ地域に密着した店作り

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マックスバリュ北海道は23日、札幌市東区の店舗をリニューアルし「マックスバリュ元町店」(24時間営業)としてオープンした。これまで「札幌フードセンター元町店」の名称だったが、改装を機に食品の品揃えを強化し店舗名も変え地域に密着した店作りを進めていく。改装前に比べて20%程度の売り上げ増を狙っている。
(写真は左・開店を待つお客、右・食品の品揃えを強化)


この店舗は、1977年に札幌フードセンター元町店として開業、今年で34年目のリースバック物件。
店舗内のレイアウトを含めて3日間の休業期間を経て、マックスバリュ元町店としてリフレッシュオープンした。
山尾啓一社長は、「改装を機会にこれから新しい店作りをしていくために、気持ちから全部変える目的で屋号も変更した。店舗従業員にとってもひとつの区切りになる。リニューアルオープンに当たり、結団式も行って心機一転してお客様と接する」と述べている。
これまで1階にあった雑貨関係を2階に移し、1階は食品を強化。加工食品や惣菜関係の品揃えを充実させている。2階には従来からの肌着などの衣料品と雑貨、新たに100円ショップ「ダイソー」もテナントとして入った。
元町店は、地下鉄東豊線元町駅に近く、いわゆる地下鉄ターミナル立地。仕事を終えたお客が夕飯食材を手軽に買えるようにレンジアップ商品を強化した。
「この店舗は地下鉄の利用者や徒歩、自転車で来られるお客様が多い。小商圏ながら商圏人口は3万人、約2万世帯ある。今後、札幌フードセンターからマックスバリュにリニューアル転換する場合のモデルケースにしたい」(山尾社長)
マックスバリュ北海道は、2000年に札幌フードセンターと合併し、08年には住友石炭系のジョイも吸収し店舗名は「マックスバリュ」、「札幌フードセンター」、「ジョイ」などがあり、さらに低価格を武器にした「ザ・ビッグ」や「ザ・ビッグエクスプレス」の戦略的店舗も配置している。
このうち「札幌フードセンター」の店舗は札幌市内8ヵ所と小樽市内1ヵ所。今後、店舗面積や立地を勘案しながら「マックスバリュ」店舗への変更を行っていく考え。

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