マックスバリュ北海道(本社・札幌市中央区)は2日、「マックスバリュマルヤマクラス店」(同市中央区南1西27)をリニューアルオープンした。5日間休業してケースの入れ替えや高質感のある内装を施したほか、高品質な商品を各コーナーに取り揃えて顧客の買い物志向に対応できるようにした。IMG_3561
IMG_3533(写真は、マルヤマクラス外観と水産売場のまぐろコーナー)

 マルヤマクラスは、2009年3月にオープンした地下鉄東西線円山公園駅直結の商業施設。核となる店舗はダイエー円山店だったが、昨年9月にダイエー店舗をイオンが承継したことに伴って同店はイオングループのマックスバリュ北海道が承継、「マルヤマクラス店」として運営を始めた。
 
 丸紅と三菱地所が開発したこの施設は、富裕層が比較的多い地域を商圏とするため高級感を演出する造作となっており、ダイエー時代も他の店舗と違う独自の品揃えが特徴だった。
 マックスバリュ北海道が承継した後もこうした個店対応の品揃えを踏襲したが、さらに商圏ニーズに対応する必要があると判断、リニューアルに踏み切った。
 
 生鮮食品では有機野菜やスプラウト(新芽野菜)などを充実、水産売場ではまぐろの種類を豊富に揃え、畜産売場ではマックスバリュの店舗としては2店目の品揃えとなる5等級のさつま姫牛も品揃えした。
 また惣菜コーナーでは、トマトソースやデミソースを使用してチーズを乗せて焼き上げた洋風グリルを稲田店(帯広市)に次いで導入した。仁木ファームや話題のスーパーフード専用コーナーも設置している。
 
「売れ筋の価格帯商品も豊富に揃えていますが、高品質の商品を求めるお客様が多いので、それに対応できる品揃えとしました。こうした商品はリピーター需要に支えられます。また、健康もキーワードにしておりスーパーフードもその一環です」(広報)。
 
 ワインカテゴリーでは通常のマックスバリュ店舗では5000円程度が上限だが、マルヤマクラス店ではワインセラーを設置、4万円台まで揃えている。日本酒、焼酎も高価格帯を用意している。
 営業時間は午前7時から午後11時。店舗面積は1610㎡。駐車台数はショッピングセンター全体で190台。

 マックスバリュ北海道は、地域密着の品揃えを強化しているが、「マルヤマクラス店」はコモディティからハイエンドまで個店対応の品揃えを一段と強化したモデル店舗の位置づけ。同店の取り組みに目途がつけば、商圏ニーズに対応した個店対応フォーマットを水平展開していけるようになる。
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IMG_3545(写真は上から惣菜の洋風グリルコーナー、5等級品も揃えた畜産売場、健康志向に対応したスーパーフードコーナー)


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