ツルハホールディングス(HD、本社・札幌市白石区)とサッポロドラッグストアー(同・同市北区)の1月度(2015年12月16日~16年1月15日)の売上高前年比は、全店、既存店ともに前年同月度を上回り好調だった。ただ、既存店のプラス基調を維持しているものの減速傾向になっており消費は落ち着いてきたようだ。P1080798(写真は、サッポロドラッグストアーのインバウンド対応旗艦店、狸小路5丁目店)

 ツルハHDは、開店して1年に満たない新店を含めた全店売上高が、前年同月比8・4%増になった。開店して1年以上経過した既存店の売上高は、同2・4%増だった。同社は今決算期が始まった昨年6月以降11月まで全店売上高は同10%以上の伸びを見せていたが、12月以降は一桁台の伸びに減速している。既存店も同様の減速傾向。
 客数は、全店が同6・6%増、既存店は同0・5%増だった。既存店の客数は12月度の同0・0%と比べて回復しているものの勢いを欠いている。
 客単価は、全店が同1・7%増、既存店が同1・9%増となっている。店舗数は、新店6、閉店3の純増3店舗で合計1642店舗。
  
 サッポロドラッグストアーは、全店売上高が同20・1%の大場増、既存店売上高は同4・8%だった。同社は、昨期(2015年2月期)まで訪日外国人に対応したインバウンド専門店が1店舗だったが、今期(16年2月期)は1月度までに6店舗に増やしており、その結果が全店売上高の大幅増に繋がっている。
 全店売上高が二桁増になったのは、昨年5月度以降で9ヵ月連続となった。なお、総店舗数は172店舗。


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