『精神百倍』北海道シジシー35周年記念誌刊行

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食品スーパーの共同仕入れや商品開発を行っているシジシージャパン(本社・東京都新宿区)の地域会社である北海道シジシー(同・札幌市豊平区)は、今年7月に創業35周年を迎えたことを記念して社史「精神百倍」を刊行した。B5判86ページ。P1080629(写真は、35周年の記念誌)

 精神百倍というのは、『菜根譚』に出てくる「末路晩年、君子更に宜しく精神百倍すべし」から引用したもの。《陽が沈んでも夕映えは美しく輝いている。年の瀬が来ても橙(だいだい)や橘(たちばな)はさらに芳しい。故に、晩年になってこそ人間は百倍の精神力を発揮すべきなのだ……中国明の時代に書かれた人生の書より》という意味があるという。
 
 記念誌では、35年前の1980年7月に北海道シジシーが設立されたころの話などを北雄ラッキーの桐生泰夫会長(北海道シジシー副社長)や福原の福原朋治会長、道北アークスの六車寛名誉会長のインタビューで綴っている。また、『ステップの終わり、ジャンプの始め。それが35周年』をテーマに横山清アークス社長(北海道シジシー社長)のインタビュー、加盟10社10人の社長が現況紹介で登場している。

 横山社長は誌上あいさつの中でこう述べている。《巨大化したイオンとセブン&アイの総合力に拮抗するには、大きな格差があります。数多くの百貨店、生鮮市場、食品スーパーが消滅し総合スーパーも近代の遺産であって、ポスト近代の形は地域特化型のスーパーであるとの見方もあります。この地域特化型スーパーを地道に綿密に力強く創りあげるのはやはりCGCの協業精神です》。

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