イトーヨーカドー琴似店(札幌市西区琴似2条1丁目)は、16日に地下食品フロアを改装オープンした。地元の旬の食材やこだわりの品を揃えており、地域密着を今まで以上に強く打ち出したフロアになっている。(写真は、イトーヨーカドー琴似店)
イトーヨーカ堂(本社・東京都千代田区)は今年5月、本部主導のチェーンストア経営から店舗が主体となり個店や地域特性に応じた商品品揃えを実践する組織変更を実施。その流れの中でこれまで道内では釧路店や札幌市内のアリオ店、福住店、屯田店の食品フロアを中心に改装してきた。
琴似店の改装も、地域密着対応をより強化するためで地下食品売場の生鮮食品コーナーでは「地元の味」を強調した品揃えになっている。また、「近郊野菜」のコーナーも充実させた。
さらに11月27日にはフードコートに「幸楽苑」、「はなまる」「サーティワン」などもオープンする。
イトーヨーカ堂の2015年8月中間期は、90億6200万円の大幅な営業赤字。今後5年間で全国40店舗を閉鎖する方針だが、今年度にリニューアルした店舗は対象外と見られている。しかし、想定した改装効果が上がらなければ閉鎖対象になる可能性もある。