ダイエー岩見沢店(岩見沢市9条西20丁目)が23日午後6時、完全閉店した。閉店時間が近づくと店内は閉店を惜しむ近隣の市民らが詰めかけて混雑、駐車場は満杯になった。古俣光太郎店長は、正面入り口で行われた御礼の挨拶で、「こんなにたくさんの人が来てくれて大変緊張しています。34年間の長きにわたりご愛顧いただきましてありがとうございました」と従業員とともに深々と下げた。詰めかけた約200人の市民からは拍手が巻き起こった。IMG_7519(写真は、正面入り口で行われた閉店のセレモニーで挨拶する古俣光太郎店長)

 ダイエー岩見沢店は、1981年にオープンした店舗。ダイエーの道内店10店舗の中で唯一、イオン北海道(本社・札幌市白石区)に承継されず完全閉店することが決まっていた。
 完全閉店の当日、店内は破格値のついた商品を求める客や閉店を惜しむ客らで終日賑わった。高齢夫婦や親子連れなどがフードコートで名残惜しそうに長時間過ごす姿も見られた。
 
 閉店の午後6時が近づくと店内には「蛍の光」のメロディが流れ、いつもの日曜日とは違う雰囲気が漂うと涙を見せて客に対応する従業員も。
 午後6時10分、店内にいた最後の客が出ると正面入り口には店長や従業員が一堂に揃った。赴任して1年半の古俣店長は、「ダイエー岩見沢店は、本日18時をもって完全閉店しました。昭和56年10月30日に地域密着を大命題に新規出店をして以来34年間岩見沢市で商売をさせていただいた。オープンして10年以上は非常に業績の良い店で北海道のダイエーではナンバーワンの業績を出していた店舗でしたが、時を重ねるごとに競争店が次々に出店して徐々に数字を落とすようになりました」と振り返り、「様々な策を講じましたが業績改善に繋がりませんでした。地域密着ということで、地元の百餅(ひゃっぺい)祭りや正月の餅まきなどイベントを開催、その時はたくさんのお客様が来店してくれましたが、日々の商売としては固定客になっていただけなかったのが一つの反省点」と挨拶、34年間の利用に感謝の言葉を述べた。
 
 店長の挨拶が終わると正面入り口を取り囲むように集まった市民らから自然と拍手が巻き起こった。最後に、地元町内会副会長の音頭によって集まった市民ら全員で「ダイエーさん、ありがとうございました」を唱和。拍手の中をシャッターがゆっくりと閉まっていった。
IMG_7524(閉店を惜しんで大勢の市民が駆け付けた)
IMG_7541(従業員が頭を下げる中、ゆっくりとシャッターが閉まった)


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