イトーヨーカドー屯田店(札幌市北区屯田5条3丁目)がリニューアルした。イトーヨーカ堂(本社・東京都千代田区)は、ここ数年道内店舗に手を入れてこなかったが、今年に入ってリニューアルを積極的に進めており、食品売場を中心とした店舗活性化は4店舗目になる。(写真は、リニューアルオープンしたイトーヨーカドー屯田店)
屯田店のリニューアルオープンは7日。1階食品売場を「フードマルシェ」とネーミング、青果売場ではLED照明をやや絞った柔らかい上質感を醸し出すようにしている。近郊野菜のコーナーも作った。
また、鮮魚売場は対面販売を取り入れてお客が二枚おろしや三枚おろしを頼みやすくしている。近海魚も豊富に揃えた。精肉売場は道内産を多彩に揃え、酒類コーナーは希少酒まで幅広く用意して専門店にも負けない品揃えにしている。
1階テナントには今秋に菓子のもりもとが入るほか、築地銀だこが間もなく出店する。
イトーヨーカ堂は、5月末に「アリオ」(札幌市東区)、7月中旬に「釧路店」(釧路市)、同月下旬には「福住店」(札幌市豊平区)の食品売場を中心にリニューアルしている。いずれもキーワードは地域密着のマーチャンダイジング(MD)。GMS(総合スーパー)の不振が続く中で脱チェーンストアのきっかけとしたいようだ。