コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、環境対応型のオリジナルレジ袋の使用を始めた。ブラジル産サトウキビ由来の原料を使用、製造工程での二酸化炭素排出量が従来の石油由来レジ袋より10%削減できる。この新レジ袋は、ニトリパブリック(同・札幌市北区)が製造、年間約850万枚をコープさっぽろに供給する。IMG_6445(写真は、サトウキビ由来レジ袋を持つニトリパブリックの似鳥靖季専務=左とコープさっぽろの中島則裕専務理事)

 コープさっぽろは、2008年の北海道洞爺湖サミットを機に循環型社会の形成を推進するためレジ袋の有料化(1枚5円)に踏み切った。イオン北海道など道内のイオングループも同時期に有料化している。
 以来、7年が経過してレジ袋辞退率は9割に達し、マイバック持参はほぼ浸透。コープさっぽろは、残り1割はほぼ固定していると見て、さらに環境対応を進めるためレジ袋の素材そのものをサトウキビ由来のものに変えることにした。
 
 石油由来のポリエチレン85%にブラジル産サトウキビ由来の原料を15%配合した「グリーンポリエチレン」で、製造工程や焼却処分で出る二酸化炭素排出が低減できる。コープさっぽろの場合、二酸化炭素排出量は従来レジ袋比10%(約52t)削減できる。52tというのは、札幌ドーム2つ分のトドマツ森林が1年間に吸収する二酸化炭素量に匹敵、電気に換算するとコープさっぽろ店舗の電気使用量の19日分だという。
 
 レジ袋を製造するのはニトリパブリック。同社はニトリ子会社の広告代理店だが、ニトリの家具インテリア製造で培ったものづくりのノウハウを様々な分野に応用する事業も展開。12年からコープさっぽろ向けに店舗資材などを供給してきた。今回、バイオエタノール生産が普及しているブラジルで産出するサトウキビの搾りかすから精製した原材料を中国に運んで中国で生産、コープさっぽろ向けに独占供給する。
 
 このグリーンポリエチレン・レジ袋は、JORA(日本有機資源協会)のバイオマスマークも取得、道内流通業でこのマークを取得したレジ袋を使うのは初めて。なお、イオングループは同様のバイオマス由来のレジ袋を既に使っているが、バイオマスマークは取得していない。ユニーグループは、バイオマスマークを取得した同様のレジ袋を使用している。
 
 1袋5円は従来通りで、レジ袋を使わない買い物客1人に付き0・5円を「明日の森づくり基金」に拠出する取り組みも変わらない。ニトリパブリックの似鳥靖季専務は「今後も様々な形でコープさっぽろの環境保全の取り組みをサポートしたい」と語った。
※2015年7月6日記事一部修正


1人の方が「この記事が参考になった」と言っています。