――アインズ&トルペ、アインズの道内店舗の状況はどうですか。

大谷 道内のアインズ&トルペは5月に出した東区役所駅前の店舗以外は全店黒字で非常に良い業績だ。郊外型のアインズは先に南の沢店を閉店したが、今後、大曲店、上江別店など賃貸契約期間が満了になれば閉店する。東光ストアや西友に入っているアインズは収益性があるのでリニューアルをするなどして一緒にやれればと考えている。

――今後のドラッグストア事業の成長をどう見込んでいるか。

大谷 ドラッグストア事業が成長しているのは何より社員が力を付けたことが大きい。店長はすべて生え抜きで人が育ったこともあって私も事業の先行きに自信がついた。この業態は成長ステージに入るまで10年かかると思っていたが、これからがそのステージに入る時期。大事なことは挑戦していくことだ。
前期は178億円だったが、今期は230億円を目指し3~5年で500億円にしたい。近い将来には1000億円にする。物販でM&Aもやって行く考えで、メーカー、同業など様々なアプローチをしている。目指すのはSPA(製造小売業)のスタイル。ドラッグストアでSPA化していくのは化粧品があって難しいというのが一般的だが、それではなぜドクターシーラボやロクシタンが成長できたのか。SPAでアインズ&トルペで特徴のある商品を作って行けば収益力は高まる。1000億円のうち40%はそういった自社ブランドで占めたい。それに挑戦できるのは我々だけだと自負している。

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