アークスグループのラルズ(本社・札幌市中央区)と道南ラルズ(同・函館市)は、29日から30日(道南ラルズは2月2日まで)まで全75店舗で「つながる!ひろがる!北海道新幹線カウントダウンセール」を実施している。青森と函館のご当地グルメや生鮮食品など約100品目を販売するもので、北海道と東北に基盤を持つアークスならではの販促企画。今後1年間、3ヵ月一度、四季に合わせてこのセールを打っていく。
今回の取り組みは、北海道新幹線開業を見据えて2013年11月に北洋銀行と青森銀行、アークス、(一般社団法人)新日本スーパーマーケット協会の4者で構築した「青函圏“食と観光”活性化連携協定」に基づくもの。
29日、スーパーアークス北24条店(札幌市北区)では、北海道新幹線開業のPRキャラクター「どこでもユキちゃん」と北洋銀行のキャラクター「ほっくー」が来店してセールを盛り上げるとともに来年3月に迫った北海道新幹線開業をアピールした。
店に並べられたのは、青森県産のサンふじりんごや青森県産五穀美味鶏もも肉・むね肉、陸奥湾産ホタテフライ、青森の駅弁などのほか日替わりの生鮮品として青森県十三湖産の寒しじみ貝(29日限り)、青森県産寒やりいか(30日限り)など約100品目。連携協定に基づいて開発された新商品「青森りんごあん」「道南七飯りんごあん」(いずれも月寒あんぱんのほんまが開発)も販売されている。
ご当地グルメ商品は、店舗入り口付近に設置した平台に陳列したほか、生鮮品などはチルドケース24尺を使って販売している。北24条店では、青森の郷土料理「けの汁」の試食も行われて午後5時までに300g1袋が70個売れたという。
アークスグループでは、青森地盤のユニバース(同・八戸市)が既に昨年11月に全51店舗で同様のフェアを開催しており、ラルズと道南ラルズを含めた3社は北海道新幹線開業の来年3月末までに四半期ごとにこのフェアを開催して青函交流の下地を作って行く。
ラルズの松尾直人取締役は、「3ヵ月の一度の開催になるので野菜や魚介類など四季折々の旬の食品がお届けできます。今回は初回ということで平日開催にしましたが、次回以降は週末開催も検討したい」と語っている。