歳末商戦の食品スーパー、総合スーパーの売上高前年比がまとまり始めた。道内上場スーパーの中で毎月最初に前月の数値をまとめる食品スーパー、ダイイチ(本社・帯広市)が6日公表した12月度は既存店が前年同月比102%、総合スーパーのイオン北海道(同・札幌市白石区)も6日に公表、既存店ベースで同96・9%だった。いずれも勢いに欠く歳末商戦だった。(写真は、イオン北海道の釧路店)
ダイイチは12月から新規店舗が1年超経過するためオール既存店の扱い。それによると前年比102・0%と伸びは前年を超えているものの通常ベースの伸びにとどまった。部門別数値は次の通り。
■青果 99・2%
■水産 102・2%
■畜産 110・7%
■惣菜 102・5%
■デイリー 101・3%
■一般食品 100・9%
■日用雑貨 96・9%
■その他 98・1%
客数は97・3%、客単価は104・9%だった。
イオン北海道は、全体の売上高が既存店は前年12月比96・9%、新店を含む全店では97・7%で前年の歳末商戦の売上高を下回った。衣料部門と住居余暇部門の落ち込み幅が大きい。衣料は既存店のみだが、93・8%で増税直後の昨年4月や天候不順の直撃を受けた6月以来の低い水準だった。
食品は、既存店が98・7%、コンビニ型食品スーパー「まいばすけっと」の新店を含めた全店ベースでは100・1%とかろうじて前年を上回った。住居余暇(家具・文具・携帯電話・ホームファッション・ヘルス&ビューティケア用品など)は既存店が95・6%、全店が95・7%で低調だった。