札幌市北区屯田で「セブンーイレブン」と「セイコーマート」のコンビニエンスストアバトルが始まったばかりだが、今度は西区発寒で同様の対決が始まる。既存のセブンーイレブン店舗の追分通を挟んだ東側にセイコーマートが新店舗を12月中旬に出店、まさに正面対決の様相。絶対防衛ラインがなくなったコンビニ店舗同士の白兵戦が展開されそうだ。(写真の手前は建設中のセイコーマート発寒15条店、奥に見えるのがセブンーイレブン札幌新発寒5条店)
セイコーマートが出店するのは西区発寒15条14丁目。発寒の条丁目は東西に長いため、セイコーマートが出店する場所は発寒15条の西端にあたる。片側2車線の追分通の西側は新発寒5条に番地が変わるが、この東端に既存のセブンーイレブン札幌新発寒5条店がある。
境界の追分通を挟んでセブン―イレブンとセイコーマートが向き合うことになる。セブンーイレブンの店舗の周辺には住宅街が広がるが、セイコーマートが新規出店する周辺は発寒清掃工場や鉄工団地など工場が立ち並ぶ。セイコーマートの新店舗は、トラックなど大型車の駐車を見込み400坪を超えそうな広いスペースを取っている。
セブンーイレブンとセイコーマートの正面対決は、11月28日に始まった“屯田バトル”についで2例目。屯田では、既存のセブンーイレブン屯田11条3丁目店の隣にセイコーマートが新店舗を出店しており、全国トップと地場トップのコンビニ店同士がピンポイントでせめぎ合いを始めている。
共存共栄か、優勝劣敗か――2つのビッグブランドによる面子を掛けたバトルが展開される。
(セイコーマートの発寒15条店の周辺は工場群。店舗の後ろに見えるのは発寒清掃工場)