DSC_6076 イオン北海道(本社・札幌市)とマックスバリュ北海道(同・同)の北海道イオン系2社の8月度売上高が、共に前年同月を上回った。マックスバリュ北海道は4月の消費増税後も前年同月クリアを続けているが、イオン北海道は駆け込み需要のあった3月度以降反動減が続いていたが、5ヵ月ぶりに水面上に顔を出した。GMS(大型スーパー)のイオン北海道の復調は消費回復を裏付けるものとなるかどうか。(写真は、イオン北海道本社)
  
  イオン北海道の8月度売上高は、既存店合計が前年同月比101・1%、コンビニ型食品スーパー「まいばすけっと」の新店を含めた全店合計が同102・1%になった。同社は、4月度以降、既存店、全店ともに前年同月割れを続けてきたが8月度はようやく水面上に顔を出した。
  
 部門別にみると、衣料は既存店が100・9%、全店が同じく100・9%で食品は既存店101・9%、全店は103・7%になった。食品の全店ベースの伸びは、「まいばすけっと」の出店増によるもので103%台の伸びは3ヵ月連続。
 
 一方、住居余暇は依然として低迷、既存店で99・2%、全店で99・4%だった。4月度以降、同部門は2ヵ月連続で80%台に低迷するなど消費増税の反動減に悩まされたが、6月度以降は徐々に回復、8月度は100%に手が届くまで回復した。
 
 食品スーパーのマックスバリュ北海道は好調を持続、既存店売上げは、前年同月比105・8%、新店を合わせた全店売上げも同108・1%となりディスカウント業態の「ザ・ビッグ」を牽引役に消費者を引き付けている。同社の既存店、全店の売上高前年同月超えは8月度で48ヵ月連続になった。

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