日本生産性本部「日本版顧客満足度指数」のコンビニ部門でセイコーマートが4年連続1位、セブンーイレブンは2位

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IMG_0587 セイコーマート(本社・札幌市)が、公益財団法人日本生産性本部サービス産業生産性協議会が実施した「2014年度顧客満足度指数」のコンビニエンスストア部門で1位を獲得した。セブンーイレブンやローソン、ファミリーマートなど9社のコンビニを対象として4月に調査したもので、セイコーマートは調査6項目のうち知覚価値と顧客満足度で1位を獲得したほか、その他の項目でも平均値を上回り4年連続トップの座を確保した。(顧客満足度4年連続1位になったセイコーマート=写真は札幌市中央区の大通ビッセ店)
 
 
 
 サービス産業生産性協議会(代表幹事・秋草直之富士通相談役)が09年度から実施している日本版顧客満足度指数調査は、1回につき5~8業種を対象に年間5回行うもので、今回は1回目としてコンビニのほかシティホテル、ビジネスホテル、飲食、カフェ、携帯電話、宅配便、事務機器の8業種について4月2~24日にかけて調査が実施された。
 
 性別や年代別、地域別の人口構成に配慮して全国から21万人を抽出、利用の有無で絞り込むなどして各業種の1企業ごとに300人以上を確保し具体的な項目について調査するもの。コンピニ部門では最近1ヵ月間で2回以上買い物をした人が対象。
 
 調査項目は、品質と価格の評価やお得感、利用に満足しているか、友人や知事に好ましいと話題にするか、頻繁に利用したいと思うかなど6項目全21問からなり、さらに悪くなった点・良くなった点など約90の設問も用意された。
 
 この結果、コンピニ部門でセイコーマートが4年連続の1位になった。2位はセブンーイレブン。セイコーマートは知覚価値と顧客満足度で1位、セブンーイレブンは顧客期待、知覚品質、推奨意向、ロイヤルティで1位だった。
 
 6項目の各部門の1位から5位までは次の通り。
■顧客期待
①セブンーイレブン②ローソン③セイコーマート④ファミリーマート⑤ミニストップ
■知覚品質
①セブンーイレブン②セイコーマート③ローソン④ファミリーマート⑤ミニストップ
■知覚価値
①セイコーマート②セブンーイレブン③ローソン④ファミリーマート⑤デイリーヤマザキ
■顧客満足度
①セイコーマート(71・8)②セブンーイレブン(69・7)③ローソン(67・0)④ファミリーマート(65・3)⑤ミニストップ(63・5)
■推奨意向(クチコミ)
①セブンーイレブン②セイコーマート③ファミリーマート④ローソン⑤ミニストップ
■ロイヤルティ
①セブンーイレブン②セイコーマート③ローソン④ファミリーマート⑤ミニストップ
 
 セイコーマート広報は、「4年連続1位になったことは名誉なこと。ただ、昨年に比べて指数の数値が下がっているので今後もお客様の満足を提供できるように頑張りたい」と語った。
 サービス産業生産性協議会が11日に発表したリリース資料は、http://activity.jpc-net.jp/detail/srv/activity001409/attached.pdf

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