安倍晋三首相が近く交渉参加を表明する方向になった環太平洋経済連携協定(TPP)に反対するデモ行進が11日、札幌市中心部で行われた。デモ行進に参加したのは、農業者や農業団体、医師会関係者、消費者団体関係者など約1400人。「国民の食と命を守れ」と訴える声が中心部に響き渡った。(写真は、中心部で行われたデモ行進)
 
 デモ行進に先立ち札幌市民ホールでは、TPP交渉参加に断固反対する緊急集会が開催され、「国は説明責任を果たしていない」など政府の姿勢を批判。
 
 集会では、TPPが農業ばかりでなく食の安全が脅かされ、国民皆保険制度の崩壊なども招くとして参加拒否の決議を採択した。
 その後、集会に参加した約1400人が中心部をデモ行進。ポスターを掲げたり拳を振り上げながら交渉参加拒否の姿勢を訴えた。


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