3月4日ロイトン札幌でJR北海道の故坂本眞一相談役「お別れの会」

交通・運輸

 1月15日に余市港沖で自殺とみられる遺体で見つかったJR北海道の坂本眞一相談役(元社長)の「お別れの会」が3月4日、札幌市中央区のロイトン札幌で行われる。主催はJR北海道。坂本氏は、北海道観光振興機構会長や北海道経済同友会代表幹事など道内経済界のリーダーでもあった。同社は2011年9月に死去した中島尚俊社長(当時)の「お別れの会」も同年10月23日に京王プラザホテル札幌で行っている。
 
 坂本相談役は、1940年東京生まれ。北大工学部を卒業し64年に国鉄入社。旧建設省出向経験があり、国鉄時代には新幹線建設を担当した。自ら「坂本工務店」を自称するなど豪放な性格で知られた。
 国鉄時代には北海道勤務がなかったが87年の民営化後にJR北海道に転じ、営業や開発を担当、93年からの専務・総合企画本部長を経て96年に2代目社長に就任した。2003年に会長、07年から相談役。
 
 坂本氏は社長に就任するにあたってこう抱負を語った。「現代は大きな船、大規模な組織が方向を的確に変えるのは難しい時代。変化に即応するためモーターボートの集合体のように、機動力あふれる組織を作り上げたい」(※同社20年史より抜粋)
 坂本相談役の「お別れの会」はロイトン札幌3階ロイトンホールで午後1時から同3時まで。

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