札幌・南22条大橋そばの「大友運送」名物看板、建物解体で撤去

交通・運輸

 白石・藻岩通を車で東から走り、豊平川に架かる南22条大橋を渡ると目に飛び込んでくるのが、橙色をした社屋と屋上に立つ看板だった。「大友運送」と書かれたこの看板は、遠くからも望むことができ、目印替わりになる街角のスポットだった。(写真は、遠くからも望むことができた橙色の塔屋看板と社屋)
(写真は、解体中の社屋)

 社屋の壁には、「人、腹、気、心、己」の5文字の漢字が謎めいた書体で描かかれた看板も設置され、人目を引いていた。ちなみにこの漢字は、大友運送の社訓を示しており、『人を大きく上にして、心は丸く気は長く、腹を立てずに横にして、己は小さく下にあれ』を表現したものだという。高い塔屋看板とこの謎めいた看板は、日常の風景として数十年にわたって変わらずに存在していた。

 建物は、1981年12月に建てられた鉄骨造2階建てで、延べ床面積は約82坪(272㎡)。45年間にわたって倉庫や事務所として利用されていたが、このほど解体工事が始まり、屋上看板は撤去され、壁に掲げられていた5文字の漢字看板も外された。大友運送によると、「本社を白石区の配送総合センター内に移転したため、解体することにした。解体後の土地利用は未定」と話す。当たり前にあった看板が消え、街角の風景が変わっていくことに少しばかりの寂しさが募る。

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