新千歳空港ターミナルビル第2期リニューアル、出発ロビーを拡張し新規10店舗もオープン

交通・運輸

 新千歳空港ターミナルビルは、第2期リニューアル工事を終え15日までに新店舗などがオープンした。今回の工事は国内線出発ロビーの混雑緩和を目的に行われていたもので、既存店舗の移設や新規出店工事も同時に実施。国内線出発ロビーはシートスペースも拡充されて広々と開放的になっている。(写真は、JR線連絡口方向から2階出発ロビーへの動線を望む)
 
 新千歳空港ターミナルビルは、昨年3月の国際線ターミナルの新設に合わせて築20年の既存国内線ターミナルビルの増改築を進めてきた。今年7月15日の第1期リニューアルオープンでは、映画館やミニテーマパーク、温浴施設のエンタテインメント機能のほか飲食・物販店など新規67店を含む123店がオープンしている。
 
 第2期は、国内線2階出発ロビーの拡充とそれに合わせた2階と3階への一部商業施設の移設、新設工事が中心。
 
 国内線出発ロビーはJR線から上がってくると飲食街に遮られて見通せなかったが、店舗を移設させて見通しを効かせたほかロビースペースも広く取った。
 
 商業施設で新たに出店したのは2階では、ファッションとスイーツを融合させた新しいコンセプトのショップ「サマンサタバサ」、揚げたてのポテトチップスやじゃがりこから生まれたポテトりこなどのホットスナックを揃えたカルビーのパイロットショップ「カルビー+(プラス)」、無印良品の全商品から旅や移動、ビジネスなどに役立つアイテムを厳選した「MUJI to G0」など13店。 
 
 3階には八雲町や地元で採れた新鮮な野菜、海の幸を活かした料理が楽しめる地産地消レストラン「ハーベスター・八雲」、北海道の大自然に建つ牧場をイメージしたレストラン「ロイヤル千歳洋食軒」の2店が新規にオープンした。
 
 第2期リニューアルによって、12月15日現在の店舗数は175(物販115、飲食54、エンタテインメント6)になった。なお、国内線ビル3階の滑走路側は展望機能の充実を図るために計画を一部見直したことから、来年3月にも数店舗がオープンする。

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