「ほくほく札幌ビル」竣工式、道銀・兼間祐二頭取「北海道経済に貢献する」

金融

 ほくほくフィナンシャルグループの北陸銀行(本店・富山市)と北海道銀行(同・札幌市中央区)は、両行が建設を進めていた「ほくほく札幌ビル」(札幌市中央区大通西2丁目5)の竣工式を2024年2月26日に行った。同ビルは、北陸銀行札幌支店跡地に新築されたもので、発足20周年を迎える、同グループの新たなシンボルタワーになる。(写真は、「ほくほく札幌ビル」の竣工式で挨拶する道銀・兼間祐二頭取=道銀提供)
(写真は、竣工式後に握手する北陸銀・中澤宏頭取=左と道銀・兼間頭取=道銀提供)

 竣工式は、同ビル4階の行員食堂・医務室フロアで行われ、北陸銀行・中澤宏頭取、道銀・兼間祐二頭取、北陸銀取引先の親睦団体、ほがらか会の中田隆博会長(道路工業社長)、道銀取引先の親睦団体、札幌合同らいらっく会の横山清会長(アークス社長)のほか、設計・管理を担当した日建設計(本社・東京都千代田区)の亀井忠夫会長、施工を担当した岩田地崎建設(同・札幌市中央区)の岩田圭剛社長らが出席した。

 一連の神事の後、道銀の兼間頭取は、「ラピダス進出や北海道新幹線開業、GX(グリーントランスフォーメーション)など北海道経済が大きな転機を迎える中、この地からほくほくフィナンシャルグループとして、北海道経済に貢献していきたい」と挨拶した。

「ほくほく札幌ビル」は、敷地面積約484坪(1597・31㎡)、地下3階、地上13階、高さ59・90m、延べ床面積約5257坪(1万7350・18㎡)。工期は2021年11月10日~2024年2月20日。地下3階は地下鉄大通駅と接続し、地下2階は地下街と直結し、「セイコーマート」と両行のATMコーナーが設置される。

 1階は、「コメダ珈琲店」と「らいらっく・ぎゃらりい」など、2階は北陸銀札幌支店・北海道事務所、3階はほくほくTT証券、北銀リース札幌支店、堤商事札幌支店など、4階は行員食堂、医務室、5階は受付ロビー、共用応接室、セミナールーム、6階から12階は道銀本店法人営業部、本部機能、屋上にはヘリポートを設置している。なお、1階と地下2階には、道産木材を使用した、調度品と植物を配置したオープンスペースにする。
 新ビルは、札幌市の建築環境総合評価システム「CASBEE札幌」のAランクを取得、バリアフリーを最大限に採用し、各フロアにオールジェンダー対応トイレを設置、多様性にも配慮している。
(写真は、「ほくほく札幌ビル」外観=道銀提供)

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