札幌信用金庫(本店・札幌市)は、中央区南2西3の本店ビルと北側に隣接する同金庫所有のテナントビルを取り壊し、新本店ビルと第三者所有のテナントビルの2棟建てに新築する。2棟の敷地面積は約1667㎡で建物面積は約1万5100㎡。今年6月から現在の建物を解体し来年春に着工、完成は2016年春を予定している。(写真は札信金の新本店ビル完成予想図。右が本店ビルで左がテナントビルになる)
 
 札信金は、老朽化した本店ビルの建て替え構想を5年ほど前から進めてきた。隣接する旧札幌パルコ新館(旧マルサ2)の取得や本店ビルの共有部分の取得など一体ゾーン開発の体制を整備。
 
 昨年4月には吉本淳一理事長が会長に就任し本店ビル建て替えを会長の専担事項の一つとして取り組んできた。
このほどまとまった計画によると、新ビルはA棟とB棟の2棟建てでA棟は札信金が所有し札信金の本店と本部などが入り、B棟は第三者所有のテナントビルにする。
 
 A棟は地下2階、地上10階で延床面積約1万㎡、B棟は地下1階、地上8階で延床面積約4700㎡。建築価格は非公表。請負業者は、設計監理が久米設計、施工は鹿島建設を代表とする岩田地崎建設、玉川組の共同企業体(シェアは非公表)。
  今年6月から現在の2棟の建物の解体に入り、14年春から着工、16年春に完成させる。
 
 建て替えに伴って、札信金の本店営業部と本部は5月2日まで現ビルを使用し、7日から本店営業部と一部本部機能を北洋銀行旧札幌営業部のあった新大通ビルディング(中央区大通西4)に移転、その他の本部機能はさっしん地域経済金融センターの入っているさっしん北口ビル(北区北9西4)に移転する。


3人の方がこの記事に「いいんでない!」と言っています。