道内に本店を置く7信用組合は、2009年12月から利率を共通化した統一融資商品「しんくみアシスト7」の取り扱いを開始したが、期限の切れる今年3月末からさらに1年更新し、21年3月末まで継続することにした。「しんくみアシスト7」は11年目になる。(写真は、札幌市中央区にある「北央信組本店」)

 道内に本店を置く信組は、「北央」(本店・札幌市中央区)、「札幌中央」(同・同)、「ウリ」(同・同)、「空知商工」(同・美唄市)、「釧路」(同・釧路市)、「十勝」(同・帯広市)、「函館商工」(同・函館市)の7信組。「しんくみアシスト7」の融資対象は常時使用する従業員が20人(商業・サービス業は5人、ただし宿泊業、娯楽業は20人)以下の中小企業者。

 資金使途は事業資金で融資金額は5000万円以内。融資期間は運転資金が7年、設備資金は10年、利率は固定金利(3年以内1・3%、5年以内1・5%、7年以内1・7%、10年以内1・9%)。金利は昨年と同じ。担保は原則として不要で保証人は、個人先は原則として不要、法人先は原則として代表者。

 取り扱いの開始から2019年12月末までの融資累計は3000件、184億円。建設業やサービス業、飲食店などの利用が多いという。単年の融資金額でみると18年4月~12月が16億8200万円、19年4月~12月は16憶9000万円となっている。


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