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北洋銀行の本店営業部が北洋大通センターに移転し大通支店と統合したことで、空きの目立つ旧北洋ビルの活用策が急務になってきた。
銀行保有のビルのため入居できる業種が限られているが、大通公園に面した1階部分はメインストリートのため何時までも空きの状態にしておくわけにはいかない。


大通公園を挟んで南北で街の様相が変わってきた。北側には昨年に全面オープンした大通ビッセを含む北洋大通センターが聳え、駅前通を挟んだ西側にある秋田銀行ビルはまもなく建て替え工事が始まる。
これに対して南側はひとつのテナントだけが入っている明治安田生命ビル、そのビルに隣接する空き地があるほか今回の北洋本店の移転に伴い1階にシャッターが降りた旧北洋ビルなど、大通公園を挟み、“北高南低”という都市景観が広がっている。
旧北洋ビルは、本店の集約移転に伴って、地下1階から5階までが全て空室になった。6階から10階にかけても一部に空室がある。ビルは北洋銀行と北洋系の不動産会社、交洋不動産の共有名義。交洋不動産は地下2階の一部と6階から10階までを所有、地下2階の一部と地下1階~5階までは北洋銀行の所有。
2~5階には、市内に分散している北洋銀行の関連グループ会社などが入ることになっているが、1階部分は未定という。
大蔵省通達によって、銀行など金融機関が所有するビルには金融機関に不可欠な施設の入居が必要とされているようで、地下2階のATMは移転せずに残している。これによって北洋はビルを所有し続けることが可能なのだが、問題はテナント誘致。
これも大蔵省通達によって、行政など公的機関への貸与、同業者への貸与と条件が設定されているほかにテナントに貸し出す期間は5年間の期限が付いている。昨年には、税務署の一部の機能を誘致する話も出ていたが立ち消えになったという。
明治安田生命ビルから旧北洋ビルまでの1丁角に、三越伊勢丹が巨艦デパートを建設、三越は悲願の大通公園に面した店舗を構えるという話もあるにはある。しかし、明治安田生命は単独で再開発を決めており、三越伊勢丹も投資順位から言って札幌は低位にあり実現性は乏しい。
2月7日から大通公園を舞台に開催される国際的観光イベント、さっぽろ雪まつりには中国をはじめ海外からの観光客も多く訪れるが、“北高南低”の景観は迎え入れる札幌としては少しばかり寂しい気がする。
(写真は北洋銀行の旧本店営業部と旧北洋ビルの案内板)

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