札幌証券取引所は2026年2月5日、本則市場へのセキュアヴェイル(本社・大阪市北区)の上場を承認した。情報セキュリティの専門会社で、東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、札証本則市場への重複上場で、北海道で事業展開を進め、将来的には拠点も設置する。有価証券上場通知書交付式は、2026年2月18日(水)に行う。
(写真は、札証の上場承認を受けて会見するセキュアヴェイル・米今政臣社長)
セキュアヴェルは、新日鉄情報通信システム(現日鉄ソリューションズ)に勤めていた米今政臣氏(64)が、2001年8月に独立起業した24時間、365日のコンピューターセキュリティ運用・監視・ログ分析サービス企業。企業などが購入したファイアーウォールにセキュリティ機能を設定して運用する企業としては、唯一の上場企業。セキュリティ人材を顧客企業に派遣する事業も行っている。社名は、セキュリティ(安全)とアベイル(役立つ)の造語。
2006年6月に大阪証券取引所ヘラクレス市場に上場、その後、証券取引所の再編に伴って、ジャスダック、東証グロース、東証スタンダードに上場市場を変えてきた。2025年3月期の売上高は11億4900万円。米今社長とNRIセキュアテクノロジー(本社・東京都千代田区)が筆頭株主で、15・60%ずつそれぞれ保有している。
札証本則市場への上場について、米今社長は「東証の規制がよく変わるため、安定的成長のために他市場の上場も考え、福岡、名古屋、札幌の各市場に上場の打診をしていた。札証から『前向きに検討する』といち早く返事をいただいたことと、東京以北に取引がなかったため、市場開拓と拠点づくりのため札証上場を決めた」と話した。
同社は、セキュリティ分析ソフトを自前化しており、サービサーでありながらソフトウェアメーカーでもある企業。米今社長は、「札幌の電子カルテ企業などと組んで、病院向けセキュリティなどを進めていきたい。また、道内企業と協業して一緒にソフト子会社を設立することも検討したい」と話した。



































