トリドールホールディングス(HD、本社・東京都渋谷区)は、2025年1月中旬に、讃岐うどん専門店「丸亀製麺札幌篠路店」(札幌市北区篠路3条9丁目1-1)を出店する。「丸亀製麺」は、ここ数年間にわたって北海道では、新規出店がなかった。「札幌篠路店」は、出店再開のターニング店舗になりそう。(写真は、「丸亀製麺」の看板)
「丸亀製麺札幌篠路店」は、横新道沿いにあった「回転寿し銀次郎篠路店」跡に出店する。銀次郎は、2016年に「回転寿司とっぴ~篠路店」跡に出店したが、2022年7月に閉店していた。周辺には、「スーパーアークスノース」や「ファッションセンターしまむら篠路店」がある。
トリドールHDが展開している「丸亀製麺」は、2025年3月期の中間決算(2024年4月~同年9月)で、売り上げ収益651億3400万円(前年中間期比11・6%増)、事業利益113億9300万円(同17・6%増)を計上した。今年3月末に、麺職人を全店舗に配置完了、新たな差別化要素を加えた。また、6月に新発売した「丸亀うどーなつ」は、9月末で約700万食を突破する大ヒットとなり、「丸亀製麺」の上期収益としては、過去最高になった。また、11月1日からは、都道府県の食文化を生かした、つけ汁で食べる「わがまち釜揚げうどん」を限定展開。北海道では、「石狩鍋風つけ汁」を提供するなど、さらなるブランド強化策を打ち出している。
「丸亀製麺」の9月末の全国店舗数は851店舗で、道内は25店舗(うち札幌市内12店舗)。トリドールHDは、2021年頃から不採算店舗の撤退を進め、北海道では、2021年10月に「イオンモール札幌苗穂店」(札幌市東区)、2022年2月に「ウイングベイ小樽店」(小樽市)と「イオン千歳店」(千歳市)を閉店、以降25店舗体制を維持してきた。今回の新店舗は、出店再開の1号店となりそう。