焼きたて食パン「一本堂千歳勇舞店」閉店へ、「一本堂」北海道上陸から6年5ヵ月で撤退

経済総合

 焼きたて食パン専門店「一本堂」の「北海道千歳勇舞店」(千歳市)が、2024年11月30日(土)で閉店する。オープンから5年5ヵ月、高級食パン専門店の一角だった「一本堂」が、北海道から姿を消す。(写真は、「一本堂北海道千歳勇舞店」)

「一本堂」は、2013年3月に大阪市都島区で創業した、食パンに特化した専門店。北米産小麦を使用した食パンは、ふんわりソフトで口溶けの良い食感がある。また、国産小麦を使用した食パンは、もっちりとした食感が特徴。はちみつや卵、イースト菌の発酵を促進させる食品添加物を使用していないため、子どもでも安心して食べられる食パンとして人気を呼んだ。

 IFC(本社・東京都新宿区)がフランチャイズ(FC)本部となって、全国でのFC展開を進め、北海道1号店は、携帯ショップのネオコーポレーション(本社・札幌市中央区)が、2018年7月にオープンさせた「旭神店」(旭川市)。その後、2019年7月に「北海道千歳勇舞店」、2020年11月に「札幌琴似店」(札幌市西区)、2021年7月に「釧路愛国店」がそれぞれ開店した。

 しかし、高級食パン専門店のブームが去り、他の高級食パン専門店と同様、閉店が進み、「旭神店」、「札幌琴似店」が閉店。今年3月には「釧路愛国店」が閉店して、道内では「北海道千歳勇舞店」の1店舗になっていた。最盛期には全国で120店舗以上あったが、現在は約60店舗になっており、「北海道千歳勇舞店」の閉店で、北海道上陸から6年5ヵ月で撤退する。
※2024年11月10日、読者の指摘により記事一部修正しました。閉店日2924年11月30日→2024年11月30日。お詫びして訂正いたします。

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