「くら寿司」、北海道進出から2年10ヵ月で旭川に出店

経済総合

 くら寿司(本社・大阪府堺市中区)は2024年5月23日、「くら寿司旭川4条通店」(旭川市4条通4丁目324-2)をオープンさせた。旭川市内には、全国系回転寿司チェーンの「はま寿司」、「魚べい」、「スシロー」が既に複数出店しており、「くら寿司」は最後発での出店となる。(写真は、2024年5月23日にオープンした「くら寿司旭川店」)

「くら寿司」が、北海道に進出したのは、2021年7月15日の「ラソラ札幌店」(札幌市白石区)が最初。北海道進出も、全国系回転寿司チェーンとしては最も遅かった。それ以降、同年9月2日に「札幌八軒店」(同市西区)、同年12月9日に「札幌菊水元町店」(同市白石区)、2022年7月21日に「帯広店」(帯広市)、同年11月17日に「函館東山店」(函館市)、2023年1月26日に「札幌平岡店」(札幌市清田区)、同年3月23日に「室蘭店」(室蘭市)、同年9月14日に「苫小牧店」(苫小牧市)を相次ぎオープンさせてきた。

 今回の「旭川店」は、道内9店舗目で初出店から2年10ヵ月で、道北地域に足がかりをつくった。1皿115円からで199席。駐車場の収容台数は55台。旭川市内では、ゼンショーホールディングス(本社・東京都港区)子会社はま寿司(同・同)の「はま寿司」が3店舗、元気寿司(同・栃木県宇都宮市)の「魚べい」が2店舗、FOOD&LIFE COMPANIES(同・大阪府吹田市)子会社あきんどスシロー(同・同)の「スシロー」が2店舗を、それぞれ展開。「くら寿司」も早晩、複数店舗の展開となりそうだ。

「くら寿司」は、抗菌寿司カバーで、他の全国チェーンと比べて回転レーンを積極活用しているほか、地域限定、数量限定で地魚を提供する「地魚地消」の取り組みを強化している。こうした他社にはない強みを伸ばして、競合との競争に勝ち抜くとしている。なお、道内では現在、「はま寿司」23店舗、「魚べい」22店舗、「スシロー」16店舗で、「くら寿司」との差は開いている。

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