苫小牧市で焼肉サバイバル戦のゴングが鳴る。2023年7月に苫小牧に初出店した札幌の「徳寿」が、早くも来年2月に2号店を出店する。その出店場所は、破綻により閉店した焼肉店舗跡。目と鼻の先には苫小牧の焼肉チェーンの雄、「金剛園」があって両店舗の激突は必至。2024年は、苫小牧焼肉の陣が展開されそうだ。(写真は、徳寿苫小牧2号店の出店場所)
焼肉「徳寿」を展開する梨湖フーズ(本社・札幌市豊平区)は、2023年7月に「徳寿苫小牧店」(苫小牧市双葉町3丁目1-6)をオープンさせた。「徳寿」は、札幌市内を中心に展開しているが、室蘭市や白老郡白老町にも出店しており、苫小牧市への出店で江別ー札幌ー千歳ー苫小牧-白老ー室蘭といった道央ベルトラインの店舗網が構築できた。
そんな中、梨湖フーズは早くも苫小牧2号店「苫小牧西店」(苫小牧市ときわ町6丁目23-23)を出店する。出店場所は、2023年8月に自己破産したフレバコーポレーション(苫小牧市)が展開していた「焼肉おうじゅう」の「ときわ店」跡。現在、店舗のリニューアル工事を行っているが、店舗のポールサインは一足早く「徳寿」に切り替わっている。オープンは2024年2月中旬。
徳寿「苫小牧西店」の至近距離には、「金剛園maimai亭」(ときわ町6丁目22-1)がある。いわずと知れた苫小牧の焼肉チェーン「金剛園」を展開する金剛園(本社・苫小牧市〉の店舗。アジアンテイストの空間で味わう炭火焼肉の専門店で、2001年3月にオープンしている。
苫小牧市ときわ町6丁目で始まる「金剛園」VS.「徳寿」の局地戦は、局地戦にとどまらず、苫小牧市内全体の焼肉サバイバル戦に発展する可能性を秘める。札幌で創業して44年の「徳寿」、苫小牧で創業して38年の「金剛園」、老舗同士の実力がこの地で試されることになる。