苫小牧市で「業務スーパー」の出店が続いている。10月6日に「苫小牧東店」(新開町3丁目1-10)がオープンしたのに続き、12月8日(木)には「苫小牧西店」(柏木町2丁目1-2)がオープンする。これによって既存の「苫小牧店」(本町1丁目3-2)を含めて一挙に3店舗になる。(写真は、道内で出店が増えている「業務スーパー」)

「業務スーパー苫小牧西店」は、環状線からやや北に入ったところにあり、コープさっぽろ(本部・札幌市西区)の「パセオ川沿店」(川沿町6丁目15-3)に近い立地。大型店に密接して出店する、いわゆるコバンザメ出店。今年5月に閉店した「もりもと苫小牧柏木店」跡への居抜き出店となる。

 運営するのは、神戸物産(本社・兵庫県加古川市)のフランチャイジーとして、首都圏などで「業務スーパー」を展開しているパスポート(同・川崎市宮前区)。同社は、地元の神奈川県のほか、東京都、埼玉県、千葉県、群馬県、福井県、北海道で64店舗を運営している。北海道では「伏古店」(札幌市東区、2021年12月2日開店)、「新発寒店」(同市手稲区、2022年10月13日開店)を出店しており、「苫小牧西店」は、65店舗目で北海道3店舗目。

 苫小牧市に「業務スーパー」が初出店したのは、2015年6月18日。こちらのフランチャイジーはケヒコ(同・横浜市中区)で、しばらくは市内1店舗のみの運営だった。しかし、初出店から7年目の今年、ケヒコは「苫小牧東店」を出店、さらにパスポートの「苫小牧西店」が続くことになった。

 さる運営事業者は、「首都圏では出店余地が少ないが、北海道では競争が穏やかで、まだまだ出店余地がある。今後も道外フランチャイジーの出店が続くだろう」と話す。

 道内の業務スーパーフランチャイジーと店舗数は、G-7スーパーマート(本社・神戸市須磨区)12店舗、ケヒコ5店舗、三和物産(同・青森市)3店舗、カワサキ(同・茨城県水戸市)2店舗、三ッ輪商会(同・釧路市)2店舗、パスポート2店舗の計26店舗。道内資本のフランチャイジーは三ッ輪商会1社で、他の5社は道外資本となっている。


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