サッポロビールが、空知郡上富良野町産の摘みたて生ホップを使った「サッポロ クラシック 富良野VINTAGE」を発売するにあたり、2023年8月31日、同社北海道工場(恵庭市戸磯542-1)でホップ投入式が行われた。今年は、上富良野町でホップ栽培が始まって100年の節目。高温多湿の天候が続き、生育が心配されたが例年通りのホップに育ち、この時期にしか飲めないスペシャルなクラシックが今年も味わえる。
(写真は、「富良野VINTAGE」の生ホップ投入式。左から恵庭市・原田裕市長、上富良野町・斉藤繁町長)
「サッポロ クラシック」は、副原料を使用しない、麦芽100%の北海道限定ビール。飲みごたえとすっきりした飲みやすさを両立するため、ホッホクルツ製法(高温短時間仕込み製法)を採用している。発売16目となる「富良野VINTAGE」もクラシックの製法を踏襲しながら、契約栽培農家で育った摘みたての上富良野産ホップを生のまま使用しているのが特徴。
通常使用するホップは、収穫から使用するまでに数ヵ月から1年が経過するため、保管中にホップの香りが変化しないように乾燥、粉砕、成形してペレット状にする。しかし、「富良野VINTAGE」で使用する生ホップは、摘みたて後に冷蔵輸送、24時間以内に使用するため、ホップの香気がほぼ維持される。
40℃の仕込み室で行われたホップ投入式には、恵庭市の原田裕市長と上富良野町の斉藤繁町長が参加、専用バケツに入った生ホップを2人で仕込み釜に投入した。 投入式を終えた原田市長は、「ホップの獲れる上富良野町と工場がある恵庭市がコラボして作り上げるビール。サッポロビールが北海道の会社であることを誇りに思っている。今年も製造される『富良野VINTAGE』をおいしく飲んでいただきたい」と語った。
また、上富良野町の斉藤町長は、「100年目の夏の味が詰まっている『富良野VINTAGE』を皆さんと分かち合いたい」と話した。「サッポロ クラシック 富良野VINTAGE」のパッケージは、350ml缶、500ml缶、500mlびん、アルコール分5%、発売日は2023年10月24日(火)、北海道限定。価格はオープン。9万7000ケース(大ビン633ml×20本換算)。
※2023年9月4日記事一部訂正しました。関係者、読者の皆様にご迷惑をおかけいたしました。