札証2022年「年間功労賞」にキットアライブ、嘉屋雄大社長「北海道での起業は強みになる」

経済総合

 証券会員制法人札幌証券取引所は1月26日、アンビシャス市場に上場している、クラウドサービスのキットアライブ(本社・札幌市北区)に2022年の年間功労賞を授与した。(写真は、年間功労賞の表彰式。左から札証・小池善明理事長、キットアライブ・嘉屋雄大社長)
(写真は、表彰式後の記念撮影)

 札証の年間功労賞は、2012年から始まり今年は11回目。札証に上場している企業を対象に、企業業績や株主への価値提供、市場への貢献、投資家や札証運営などへの貢献といった4分野の評価項目をもとに理事推薦で決定する。

 この日、札証2階大会議室で行われた表彰式で、札証の小池善明理事長からキットアライブの嘉屋雄大社長に記念品が贈呈された。小池理事長は、「キットアライブは、2022年9月に上場したばかりだが、2016年創業からの企業活動や経営姿勢、上場会社にふさわしい経営も評価した。ITサービス、クラウドサービスのスタートアップ企業として北海道の先陣を切っており、取引所としても応援していきたい」と話した。

 キットアライブの嘉屋社長は、「北海道が大好きでつくった会社で、全国から北海道が好きな社員がどんどん集まっている。10年ほど前は、北海道で起業してもなかなかうまくいかないと思っていたが、今は北海道で立ち上げることが強み。事業活動で着実に利益を出し、正しく成長して北海道経済の発展に寄与したい」と話した。その後、嘉屋社長が「札証の鐘」を3回鳴らし、関係者による手締めを行った。

 札証年間功労賞の受賞歴は次の通り。
◆2012年(第1回)クワザワ、北の達人コーポレーション
◆2013年(第2回)カナモト、北の達人コーポレーション
◆2014年(第3回)健康コーポレーション(現RIZAPグループ)
◆2015年(第4回)健康コーポレーション(現RIZAPグループ)、北の達人コーポレーション(特別功労賞)、エコノス(新人賞)
◆2016年(第5回)エコミック
◆2017年(第6回)エコモット
◆2018年(第7回)エコモット
◆2019年(第8回)FUJIジャパン
◆2020年(第9回)ロジネットジャパン(札証70周年記念)
◆2021年(第10回)該当なし
◆2022年(第11回)キットアライブ

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