北海道産小麦を使用したパンを製造販売している、「小麦工房RIN」を展開するRIN(本店・北広島市)が、11月下旬に廃業した。ダイイチ平岸店(札幌市豊平区)の店内で展開していた「小麦工房RINダイイチ店」には、廃業のお知らせが掲示され、「BakeryRIN月寒店」(同)には、臨時休業の張り紙が掲示されている。(写真は、閉鎖された「小麦工房RINダイイチ店」)
RINは、2018年から北海道産小麦を使った菓子・惣菜パンやハード系パンの製造販売を始めた。2018年5月に本店の「大曲店」(北広島市大曲南ヶ丘2丁目1-6)をオープンさせ、同年11月に「北野店」(札幌市清田区北野2条3丁目3-15)、2020年6月に「月寒店」(同市豊平区月寒東1条7丁目5-15)、2021年4月に「bakery&cafe+one野幌店」(江別市野幌屯田町20-21)、同年11月にはスーパー内初出店の「ダイイチ店」をオープンさせていた。
各店舗には、廃業もしくは臨時休業の張り紙が掲示され、電話も接続不良の状態で繋がらない。また、ホームページも閉鎖されている。ダイイチ平岸店では、他のダイイチ店舗で製造したインストアベカリーのパンを「ダイイチのパン」として販売している。同店では、「先方から廃業の連絡があり閉鎖した。次のテナントは決まっていない」としている。
※経営していた社長は、強盗容疑で逮捕されている。
(写真は、「臨時休業」の貼り紙が掲示されている「BakeryRIN月寒店」)