仏花のサブスク「お花の定期便Hanaちゃん」、月命日やお盆に宅配サービス

経済総合

 ブライダル事業やレストラン事業を展開するグローヴエンターテイメント(本社・札幌市中央区)や生花店「ハグフラワー」を札幌パルコなど道内15店舗展開するブロックコーポレーション(同・同)の持ち株会社、GEHD(同・同)は、月命日やお盆に旬の花をアレンジした仏花を定期配送する事業を開始した。(写真は、スタンダード「月命日プラン」洋花アレンジメント)

 このサービスは、「お花の定期便Hanaちゃん」。きっかけは、GEHDの佐藤望代表取締役の体験だった。足が不自由になった実父から、命日に供える花を買うように頼まれたものの、多忙のためつい忘れてしまう。それが何度か続き、「自分のような体験をした人は多いのでは」と希望先に届ける定期配送を思いついた。傘下に生花店経営会社を擁していたことも事業化に踏み切る要因になった。

 サービスは、「月命日プラン」、「年5回行事プラン」、「年1回命日プラン」の3プランで、それぞれ1束、2束、アレンジメントのタイプに分かれる。仏花の種類も、和花と洋花を選べる。価格は、「月命日プラン」1束、1回2600円から、「年5回行事プラン」1束、1回4800円から、「年1回命日プラン」1束、1回4800円から(価格はいずれも税込み)。「ハグフラワー」のフラワーコーディネーターが選んだ旬の花を利用する。花の鮮度を保つためにクール便で指定先に届ける。初年度2000人の利用を見込んでいる。

 北海道内の配送は無料(道外は実費)で、「月命日プラン」の申し込みは、初回費用無料の特典がある。「お花の定期便Hanaちゃん」のプロジェクトマネージャー鎌田祥代さんは、「このサービスを広く知っていただき、大切な方に思いを伝えるお手伝いをすることで、皆さまのお役に立ちたい」と話している。GEHDでは、拠点のある本州でも事業化を検討している。また、ペット需要にも対応していく考え。注文は電話(0120-63-8787)、インターネットhttps://hokkaido-hanachan.jp 
(写真は、「年5回行事プラン・年1回命日プラン」の和花2束)

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