「くら寿司」を展開するくら寿司(同・大阪府堺市)が、北海道で3店舗目となる「くら寿司札幌菊水元町店」を12月上旬にオープンさせる。7月に1号店、9月に2号店を出店しており、早期に3店舗体制を整えることで、多店舗展開の足掛かりを掴む考え。(写真は、12月上旬のオープンに向けて建設中の「くら寿司札幌菊水元町店」)
「くら寿司札幌菊水元町店」は、環状通と南7条・米里通が交差する札幌市白石区菊水元町6条1丁目に出店することになっており、店舗の建設が進んでいる。この土地は、以前に焼肉坂井ホールディングス(旧社名ジー・テイスト、本社・名古屋市北区)の回転寿司「平禄寿司札幌白石菊水元町店」とアイチフーズ(同・札幌市豊平区)の「定食屋ジンベイ菊水元町店」(持ち帰り弁当の『ベントス』併設店)があった場所。いずれも閉店して、今年4月頃には更地になり、7月には「くら寿司」の店舗建設が始まっていた。
現在は、「くら寿司」特有の蔵のような外観が見え始めている段階で、11月末の完成に向けて工事は慌ただしく進む。「くら寿司」は、「スシロー」、「はま寿司」に次ぐ店舗数を持つ全国回転寿司チェーン。9月末現在で国内494店舗を展開、北海道には7月15日にオープンした「ラソラ札幌店」(白石区)と9月2日にオープンした「札幌八軒店」(西区)がある。「札幌菊水元町店」は、「札幌八軒店」に次ぐ路面店となる。
環状通の白石区、東区付近には回転寿司店舗が多く、「魚べい白石栄通店」、「まつりや菊水元町店」、「魚べい苗穂店」、「スシロー札幌苗穂店」と続く。新たに「くら寿司札幌菊水元町店」が参戦することで、環状通は回転寿司激戦地区になりそうだ。