今年、北海道に初進出する回転寿司チェーン「くら寿司」は、札幌市内に2店舗を出店するが、9月にオープンする2号店「札幌八軒店」(札幌市西区八軒6条西10丁目453ー4)の店舗外観が姿を現してきた。1号店は、商業施設内への居抜き出店となるため、「くら寿司」らしい外観を持つ店舗は、この2号店が最初になる。(写真は、「くら寿司」北海道2号店の「札幌八軒店」)

「くら寿司」を展開するくら寿司(本社・堺市中区)は、店舗の意匠にもこだわっている。特許庁が昨年4月から自動車や家電のデザイン以外に、企業の店舗デザインなども「意匠制度登録」の対象にしたが、「くら寿司浅草ROX店」(東京都台東区)の内装が初登録された実績がある。同店は、柱やテーブルに白木の木材を使い、櫓を建てて日本の祭りをイメージしたもの。

「札幌八軒店」は、そこまでにはいかないようだが、姿を見せた外観は日本の伝統的な家屋をイメージしたような造りになっている。くら寿司のホームページによると、同社が新規出店で進めている店舗は、通常の「くら寿司」よりもワンランク上の「無添蔵」と呼ばれるものが中心。落ち着いた古民家をイメージした外観と内装で、回転寿司や天ぷら、うどんなどが提供される。「札幌八軒店」の外観を見る限り、どうやら、この「無添蔵」となりそう。

 同店は、下手稲通沿いの富士プリント(本社・札幌市中央区)の工場があった場所に建設中。敷地面積は約730坪(2403・64㎡)、土地所有者は、太平ホーム北海道(同・同市西区)。設計は一級建築士事務所ヤブシタ総合設計(札幌市中央区)、施工は太平ホーム北海道。工期は8月中旬まででオープンは9月になりそう。7月15日にオープンする1号店の「ラソラ札幌店」(札幌市白石区東札幌3条1丁目1—1、ラソラ札幌Bタウン2階)は、今年2月に閉店した「匠の回転寿司〇海 東札幌店」跡への居抜き出店となるが、こちらもどんな内装で登場するか注目されそう。



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