横浜で生まれた食パン専門店「ル・ミトロン食パン」の北海道唯一の店舗「札幌円山店」(札幌市中央区大通西24丁目1-30)が、10月24日(日)で閉店する。開店から2年3ヵ月で北海道から店舗がなくなる。(写真は、「ル・ミトロン食パン札幌円山店」)

「ル・ミトロン食パン」は、2013年に横浜市神奈川区で開店した焼きたてパン専門店「ル・ミトロン」の食パン専門店。2018年からベーカリーイノベーション(本社・横浜市中区)がFC(フランチャイズ)展開を始めた。「札幌円山店」は全国5番目の店舗として2019年7月14日にオープンした。

 店舗は、「フードセンター円山店」の向かいにある第5長寿庵ビル1階で、「つけもの屋こんの」跡への居抜き出店。ドイツパンの老舗「ブルクベーカリー札幌円山本店」の向かい側に当たる。「ル・ミトロン食パン」の食パンは、『ふつうより、ちょっといいもの』をコンセプトにしており、毎日食べたくなる味を追求。カナダ産小麦を使い、奄美大島産サトウキビから作る素焚糖(すだきとう)のほかハチミツ、塩、脱脂粉乳、ショートニング、酵母など厳選した材料を使用している。

「札幌円山店」は、「ル・ミトロン食パン」の北海道の足場だったが、閉店によって店舗は、関東や中部、近畿、中国・四国、九州の19店舗になる。2017年9月にオープンした「乃が美はなれ札幌店」(中央区)、19年1月の「乃木坂な妻たち」(同)の出店以降、食パン専門店の出店が相次いだ。「ル・ミトロン食パン札幌円山店」もこうした中で出店したが、17年9月以降に出店した食パン専門店で初めて閉店する。



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