苫小牧市日吉町3丁目9-6のJR糸井駅前に、小さなピザレストラン「ピッツェリア ポポラーレ」が誕生した。オーナーは、木村幸裕さん(33)。札幌の専門学校を卒業後、外食店舗のサービスマンとして10数年の経験を生かし、知り合いのシェフを誘って起業した。札幌出身の木村さんは、出店場所として札幌ではなく敢えて苫小牧を選んだ。オープンから1ヵ月、木村さんは確かな手ごたえを感じている。(写真は、「ピッツェリア ポポラーレ」で提供しているピザの一例)
(写真は、保育園児らが色紙で作ったピザが飾られているカウンター前に立つ木村幸裕オーナー)

 JR糸井駅から海側に向かう道沿いには住宅が立ち並んでいる。しかし、車や通行人の姿はほとんどない。「見てください、誰も通らないでしょう」と木村さんは自嘲気味に話す。飲食店としてはふさわしくないような場所に、木村さんは逆に可能性を感じ、元は事務所として使われていた2階建て雑居ビルの1階に『ピッツェリア ポポラーレ』を7月21日にオープンした。

 木村さんは札幌の外食店舗で働く傍ら、休日になると苫小牧方面で釣りを楽しんでいた。「苫小牧の釣り仲間もできて繋がりができたことや胆振の食材にも興味があったことなどから、苫小牧で店を出すことを決めました」と木村さんは言う。出店場所を探す中で、人口が増えている沼ノ端や苫小牧駅近くの錦町には魅力を感じなかったという。
 選んだのが糸井駅近くのこの場所だった。「金融機関からもやめたほうがいいと言われましたが、私は挑戦するならここが良いと判断しました。人通りは少ないですが、店の周りには多くの人が住んでいますから、潜在的な需要は高い。それに家賃も安価ですし競合店も少なく、採算を取りやすいと考えたからです」と木村さん。

 ピザレストランにしたのは、比較的安価でお客が立ち寄りやすいと考えたから。もちろん、胆振産の様々な野菜類や水産食材、畜産食材を使うにはピザがうってつけだったこともある。生地には当初、道産小麦を使う予定だったが、試行錯誤の中で薄くてもちもちした食感を出すには、イタリア産小麦が最適ということが分かり、それを使うことにした。地元産の木材ペレットを使用できるピザ窯を導入、独得の焼き上がりが実現できるようにした。

(写真は、地元産ペレットを使ったピザ窯で焼き上がったピザ)

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