JCOM(本社・東京都千代田区)子会社のエニー(同・道都中央区)が展開しているプレイガイド「チケットポート」の「札幌店」(札幌市中央区南1条西3丁目3、札幌PARCO地下2階)は、7月20日(火)で閉店する。(写真は、プレイガイド「チケットポート札幌店」)
「チケットポート」は、「チケットぴあ」の各種チケットや映画券、展覧会入場券、各種ギフトカードの販売を行ってきた。しかし、チケット販売は店舗や電話からインターネットに移り、ネット販売が大半を占めるようになった。このため、一時は全国に600ヵ所以上あった、ぴあ(本社・東京都渋谷区)が展開する「チケットぴあ」も近年では77ヵ所に減り、同社は今年6月30日で「チケットぴあ」の店舗運営を終了、インターネット販売を中心にサービスを提供することになった。
こうした流れを受けて、「チケットぴあ」の各種チケットも扱っていた「チケットポート札幌店」も閉店することになった。「札幌店」は、2013年6月に開店しており、8年間で営業を終了する。
今年に入ってから「チケットポート」の閉店が続いている。3月末には「渋谷店」(東京都渋谷区)と「三宮店」(神戸市中央区)を閉店、7月20日は「横浜店」(横浜市西区)も閉店となり、「チケットポート」の店舗は、首都圏5店舗、関西2店舗、福岡1店舗の計8店舗になる。新型コロナウイルスの影響でコンサート、イベント等の中止が続いたほか、チケット販売の多様化により、対面販売のプレイガイドは苦戦している。