札幌市内で焼肉店の新規オープンが続いている。6月22日には「炭火焼肉くろひめ」、25日には「近江焼肉ホルモンすだく澄川店」が開店したほか、既存の焼き肉店もリニューアルオープンするなどコロナ禍の外食業界の中にあって「焼肉店」は活況のようだ。
(写真は、「炭火焼肉くろひめ」=上と「近江焼肉ホルモンすだく澄川店」)

 6月22日にオープンした「炭火焼肉くろひめ」は、石山通沿いの南区南39条西11丁目2-8に立地。以前は、焼肉「牛角藻岩店」が営業していた店舗に居抜きで出店した。「牛角藻岩店」のFC(フランチャイズ)運営は、どうきゆう(本社・札幌市豊平区)からフジタコーポレーション(同・苫小牧市)へと引き継がれたが、今年5月5日に閉店。

 その後、店舗の改装工事が行われ、閉店から1ヵ月半で同じ焼肉業態の「くろひめ」が新しくオープンした。「くろひめ」は、市内精肉店の直営店舗で現在はこの店舗のみの営業。和牛カルビ、牛サガリ、生ホルモンなどを提供する。コロナ対策としてスマートフォンによりQRコードを読み取って注文、会計もセルフレジのため品出し以外は非接触のシステムとなっている。

 6月25日には「近江焼肉ホルモンすだく澄川店」が、南区澄川4条2丁目2-15でオープン。地下鉄南北線澄川駅からすぐの立地で、以前は「元祖串カツ恵比寿商店澄川店」が入っていた店舗に居抜き出店した。「近江焼肉ホルモンすだく」は、近江牛を取り扱っている総合近江牛商社(本社・滋賀県栗東市)が直営・FCで展開しているチェーン店で、北海道初進出とみられる。近江牛は日本三大和牛の一つに数えられ近江牛カルビや燻製ユッケ、近江牛ホルモン盛り合わせなどを提供する。全席半個室で常時換気を行い、コロナ対策を徹底している。

 既存店でもリニューアルが活発。中央区南3条西3丁目3のGダイニング6階にある「ホルモン銀牙」は、「焼肉GINGA」に名称変更して16日にリニューアルオープン。中央区南3条西5丁目1-1のノルベサ1階にある「焼肉ホルモン酒場肉ます」も29日にリニューアルオープンした。コロナ禍にあって外食逆風が続いているが、「焼肉店」はブランド入れ替えやリニューアルも含めて出店意欲は衰えていないようだ。 



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