外食大手のコロワイド(本社・横浜市西区)グループのレインズインターナショナル(同・同)が展開していた手作り居酒屋「甘太郎苫小牧店」(苫小牧市表町2丁目1—14、王子不動産第3ビル地下1階)が閉店、これによって道内の「甘太郎」店舗はゼロになった。隣接して同社が運営していた「カラオケデイトリッパー苫小牧店」も閉店、こちらの店舗も道内からなくなった。(写真は、閉店した「甘太郎苫小牧店」と「カラオケデイトリッパー苫小牧店」)
レインズインターナショナルは、炭火焼肉「牛角」などを展開する外食企業。コロワイドグループのアトム北海道(本社・名古屋市中区)が運営していた「いろはにほへと」や「海へ」、「甘太郎」など道内居酒屋事業を昨年3月に譲り受けた。
その後、コロワイドグループはコロナ禍による影響で、全国の不採算店舗約190店舗の閉店を決め、道内でもレインズインターナショナルが「やきとりセンター」や「いろはにほへと」、「海へ」の閉店を進めてきた。「甘太郎」は、道内2店舗のうち「すすきのアーバンビル店」(札幌市中央区南3西4、アーバン札幌ビル4階)を昨年5月末に閉店、「苫小牧店」を残すのみだったが、21年4月末に閉店した。同店は、2004年頃にオープンしたとみられ、「カラオケデイトリッパー」とコロワイドグループの居酒屋・カラオケがコラボ展開するスポットだった。
この閉店によって、コロワイドグループのレインズインターナショナルが北海道で展開する店舗は、次のようになった。
◆「牛角」21店舗◆「いろはにほへと」20店舗◆「海へ」12店舗◆「しゃぶしゃぶ温野菜」6店舗◆「ゆであげパスタ&焼き上げピザ ラパウザ」2店舗◆「カルビ大将」1店舗◆「鳥の蔵」1店舗◆「かまどか」1店舗