居酒屋やレストランなど外食事業を全国展開するコロワイド(本社・横浜市西区)の子会社で、北海道事業を展開するレインズインターナショナル(同・同)は、本格焼肉「カルビ大将」3店舗を6月28日で閉店する。コロワイドグループの北海道店舗閉店は、今年に入って21店舗になった。(写真は、きょう6月28日で閉店する本格焼肉「カルビ大将 南平岸店」)

 コロワイドグループは、コロナ下での“新しい生活様式”によって外食の在り方が変化、来店客減少が続くとみて不採算の居酒屋業態を中心に全国196店舗を閉店することを決めている。北海道のコロワイドグループ店舗は、洋食業態の「ステーキ宮」、居酒屋業態の「いろはにほへと」、「海へ」、「甘太郎」、焼肉業態の「カルビ大将」など約60店舗がある。これまではアトム(本社・名古屋市中区)の子会社、アトム北海道(同・同)が運営していたが、今年3月末に同じコロワイドグループのレインズインターナショナルに事業譲渡された。 
 
 レインズインターナショナルは、コロナで臨時休業していた店舗などを中心に5月31日で居酒屋業態の「いろはにほへと」8店舗、「やきとりセンター」2店舗、「甘太郎」と「海へ」を各1店舗計12店舗を閉店した。
 
 今回、さらに「カルビ大将」も閉店することになった。6月28日で営業を終了するのは、「岩見沢店」(岩見沢市)、「帯広駅前店」(帯広市)、「南平岸店」(札幌市豊平区)の3店舗。「名寄店」(名寄市)は営業を継続する。「カルビ大将」は、セルフオーダー型の焼肉食べ放題の店舗。アトムが1997年から展開を開始、食べ放題の料金体系はシニア向けから幼児向けまで5段階に分かれ、お客に好評だった。東日本を中心に48店舗を展開しているが、北海道の3店舗のほか愛知県津島市の「津島店」を7月3日に閉店、全44店舗になる。

 なお、アトムが北海道事業を展開していた20年1月末には、「ステーキ宮」を6店舗閉店しており、コロワイドグループの今年に入ってからの北海道閉店数は21店舗になった。



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