速いテンポで宅配ピザの店舗を増やしている「ドミノ・ピザ」が、今度は苫小牧市に出店する。札幌市内6店舗に目途をつけ、6月には旭川にも出店。その勢いを維持したまま今度は苫小牧市でピザ宅配市場に参入する。(写真は、「ドミノ・ピザ旭川二条通店」が入る旧「セブンーイレブン」店舗)
札幌の宅配ピザ市場は、昨年11月にドミノ・ピザジャパン(本社・東京都千代田区)が展開する「ドミノ・ピザ」が札幌に復活出店して以降、シェア争いが激しくなっている。これまでは、フォーシーズ(同・東京都港区)の「ピザーラ」、日本ピザハット・コーポレーション(同・神奈川県横浜市西区)の「ピザハット」、ジー・テイスト(同・名古屋市北区)のグループ会社、テンフォー(同・函館市)の「ピザ テン.フォー」、ストロベリーコーンズ(同・仙台市青葉区)の「ナポリの窯」が競い合っていた。
そこに、全国ナンバーワン店舗数を持つ「ドミノ・ピザ」が再参入してきたため、札幌市内はまさに宅配ピザ戦争の真最中。市内店舗数は、「ピザハット」と「ピザーラ」が10数店舗、「ピザ テン.フォー」と「ナポリの窯」は4店舗ずつだが、「ドミノ・ピザ」は5月中に早くも6店舗まで増やし、宅配地域も着々と増やしている。
6月には、道内で人口2番目(約33万人)の旭川市に出店、同時期に人口4番目(約17万人)の苫小牧市にも出店する。苫小牧市の店舗は、「苫小牧桜木町店」(桜木町4丁目16ー2)。苫小牧市内には、「テン.フォー」が3店舗、「ピザハット」が2店舗を構え、「ピザーラ」は未出店。旭川に次ぐ苫小牧進出で、「ドミノ・ピザ」の地方都市出店がますます加速しそうだ。