すかいらーくホールディングス(本社・東京都武蔵野市)の事業子会社、すかいらーくレストランツ(同・同)は、北海道で出店を再開する。7月に、北海道初進出となるから揚げ専門店「から好し」と札幌市内では13年ぶりの復活となる中華料理系ファミリーレストラン「バーミヤン」をコラボレーション出店する。(写真は、「から好し」と「バーミヤン」のコラボ出店予定地)
出店場所は、札幌市白石区本通12丁目南の国道12号線沿い。隣接して「サツドラ白石本通店」がある。昨年来、店舗用地として整地作業が行われていたが、このほど建設工事が始まった。
出店するのは、「から好し」と「バーミヤン」。「から好し」は、から揚げ専門店で同社が展開するファミリーレストラン「ガスト」の店内で「から好し」業態を併設するケースが多かった。最近は単独出店が増えており、2020年12月末で全国の単独店は89店舗。北海道では「ガスト」25店舗内に「から好し」が入っているが、今回初の単独出店を行う。オープン日は21年7月12日(月)。
「バーミヤン」は、北海道では2008年頃に10店舗あったが、業態転換などで一斉に姿を消した経緯がある。ただ、20年4月25日に、コロワイド(本社・横浜市西区)系の「ステーキ宮・帯広白樺店」(帯広市白樺16条西1丁目)跡に「バーミヤン帯広白樺店」を出店しており、今回は2店舗目で札幌市内では13年ぶりの復活出店となる。こちらのオープン日は21年7月15日(木)。全国では339店舗(21年3月31日現在)。
店舗の建築主は中道リース(本社・札幌市中央区)、設計、監理はマキタ設計事務所(同市白石区)、施工は橋本川島コーポレーション(旭川市)。
すかいらーくグループは、20年12月期に実施した大幅なコスト削減効果が寄与して、21年12月期は営業黒字を予想している。北海道でも閉店が一段落、新規出店へ舵を切る。