開店まで1ヵ月を切り、店舗外観やポールサインが見えてきた。から揚げ専門店「から好し」と中華料理系ファミリーレストラン「バーミヤン」。ポストコロナを見据えて外食大手が北海道出店を再開する。(写真は、7月12日にオープンするから揚げ専門店「から好し札幌白石本通店」)
(写真は、7月15日にオープンする中華料理系ファミリーレストラン「バーミヤン札幌白石本通店」)

 出店場所は、札幌市白石区本通12丁目南4の国道12号線沿い。隣には、スポーツ専門店旧「アルペン」店舗の三角屋根が健在の「サツドラ白石本通店」がある。「から好し」と「バーミヤン」の建物は、中道リース(本社・札幌市中央区)が建設、すかいらーくホールディングス(本社・東京都武蔵野市)の事業子会社、すかいらーくレストランツ(同・同)が賃借する。

 7月12日(月)に先行してオープンするのは「から好し札幌白石本通店」。から揚げ専門店で、すかいらーくレストランツが運営しているファミリーレストラン「ガスト」の店内で「から好し」を併設していたが、最近は単独出店が増えており、今回の店舗は単独出店としては北海道1号店となる。
 同月15日(木)にオープンするのは、「バーミヤン札幌白石本通店」。「バーミヤン」は、一時道内に10店舗ほどあったもののブランド撤退した経緯があり、すかいらーくレストランツにとっては、13年ぶりの札幌市内リベンジ出店。建物や看板にはロゴマークの「桃」が既に掲げられている。

 新型コロナウイルスの感染拡大が始まった昨年3月以降は、外食大手の北海道撤退が相次いだ。閉塞気分が漂っていた道内外食業界にとって、「から好し」、「バーミヤン」の出店は、閉店モードからの転換を象徴している。ポストコロナを見据えた外食業界の新規投資が増えそうだ。



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