JR北海道(本社・札幌市中央区)の100%出資子会社、北海道キヨスク(同・同)は、「ホテルさっぽろ弥生」とスーパー銭湯の「極楽湯さっぽろ弥生店」を8月31日(火)に、「極楽湯さっぽろ手稲店」を7月31日(土)にそれぞれ閉店する。これによって、北海道キヨスクは、ホテル事業、スーパー銭湯事業から撤退する。(写真は、「極楽湯さっぽろ弥生店」が館内にある「ホテルさっぽろ弥生」)
(写真は、和風の外観が印象的な「極楽湯さっぽろ手稲店」)
「ホテルさっぽろ弥生」と「極楽湯さっぽろ弥生店」(札幌市中央区北3条西12丁目1)は同じ建物内にある。「ホテルさっぽろ弥生」は、国鉄時代の1979年に開業した「弥生会館」を引き継ぎ、北海道キヨスクの前身、北海道ジェイ・アール・フーズが2007年から「ホテルさっぽろ弥生」として運営してきた。「極楽湯さっぽろ弥生店」は、07年の運営引き継ぎから館内の銭湯部門を独立させて、極楽湯(本社・東京都千代田区)のFC(フランチャイズ)店舗として運営してきた。開業から42年目に入り設備の老朽化が進んでいるほか、土地建物を所有するJR北海道がホテル敷地周辺の再開発を計画していることから、8月31日で営業を終えることにした。
「極楽湯さっぽろ手稲店」(札幌市手稲区前田2条13丁目361ー3)は、JR北海道の社宅跡地を利用して07年に北海道ジェイ・アール・フーズが開業した施設。今年は16年目になるが、「FC契約満了と設備老朽化に伴い営業終了を決めた」(北海道キヨスク)としている。道内の「極楽湯」は、2店舗のみで、北海道キヨスクの閉湯によって「極楽湯」は道内から姿を消す。