JR北海道(本社・札幌市中央区)は15日、今年7月末から8月末にかけて営業を終了した、「極楽湯さっぽろ手稲店」(札幌市手稲区)と「極楽湯さっぽろ弥生店・ホテルさっぽろ弥生」(同市中央区)の跡地開発について発表した。いずれもマンションと商業施設に生まれ変わる。(写真は、「極楽湯さっぽろ手稲店」跡地)
(写真は、「極楽湯さっぽろ弥生店・ホテルさっぽろ弥生」の解体工事)

「極楽湯さっぽろ手稲店」(手稲区前田2条13丁目361-3)は、鉄北ショッピングセンター内で営業していたが、7月末に営業を終了、現在は建物解体の最終段階。跡地には、2022年4月から賃貸マンションと商業施設を建設する。

 開発面積は約3939坪(約1万3000㎡)で、賃貸マンションはアルファコート(本社・札幌市中央区)と共同で手掛ける。敷地面積約909坪(約3000㎡)を利用して鉄筋コンクリート造壁式の5階建ての建物を建設。1LDK63戸(11坪=37㎡~12坪=41㎡)、2LDK4戸(17坪=59㎡)、テナント4区画を設ける。
 商業施設は、北海道ジェイ・アール都市開発(同・同市西区)との共同事業で、敷地面積約3030坪(約1万㎡)を利用して鉄骨造または木造の日用雑貨店、ベーカリー、飲食店を建設する。開業は、2023年春を予定している。

「極楽湯さっぽろ弥生店・ホテルさっぽろ弥生」(中央区北3条西12丁目1)は、8月末に営業を終了、2022年上期中に既存建物を解体する。このエリアは、大通公園や植物園に近接し、札幌市のほぼ中央にありながら豊かな自然が残る良好な住環境のため、大京(本社・東京都渋谷区)との共同事業でマンションと商業施設を複合させ、賑わいを創出する。

 開発面積は約1636坪(約5400㎡)。EAST棟は分譲マンションで、鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造の15階建て、80戸。WEST棟は、賃貸マンションと商業施設で、鉄筋コンクリート造・一部鉄骨造の15階建て。低層部に商業施設とスーパー、フィットネスなど、高層部は賃貸マンション約70戸。2022年下期から2023年上期にかけて着工、2025年春の開業を予定している。


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