公益財団法人日本生産性本部(本部・東京都千代田区)のサーピス産業生産性協議会は、2020年度JCSI(日本版顧客満足度指数)の第4回調査として百貨店や飲食、家電量販店など7業種の顧客満足度を公表、飲食レストランチェーンで「びっくりドンキー」が初の1位に輝いた。(写真は、「びっくりドンキー」を展開する札幌市白石区のアレフ本社)
この調査は、サービス産業の生産性を測る上で重要な「顧客満足」を数値化・可視化して企業や業種の成長を後押しする情報として用いることを目的とした、日本最大級の顧客満足度調査。第4回調査は7業種が対象で、20年11月25日から12月22日までインターネットによる調査で2万9440人から回答を得た。
飲食レストランチェーンでは13企業・ブランドの中で、「びっくりドンキー」がスコア81・3で1位に輝いた。2位は「サイゼリア」と「リンガーハット」の79・8で並び、4位は「モスバーガー」の78・3、5位は「木曽路」の77・7だった。「びっくりドンキー」は、18年度から19年度にスコアが低下したが、20年度は大きく上昇した。
「びっくりドンキー」のカテゴリー別スコアは、顧客期待が77・3、知覚品質が78・3、顧客満足が81・3でいずれも13企業・ブランドでトップスコアを記録、知覚価値は「サイゼリア」に次ぐ2位、推奨意向は「木曽路」に次ぐ2位、ロイヤルティも「サイゼリア」に次ぐ2位だった。
なお、第4回調査ではドラッグストアも対象で、札幌市東区に本社を置く「ツルハドラッグ」の顧客満足スコアは74・5で4位だった。ちなみに1位は「ディスカウントドラッグコスモス」81・5、2位は「サンドラッグ」77・0、3位は「CREATE」74・7だった。