札幌市の白石区から東区にかけての環状通で回転寿司店の出店が相次いでいる。11日にオープンした「まつりや」に続いて17日(木)には「スシロー」が開店、既存の「魚べい」を加えた集客競争が本格化する。さながら「環状道・回転寿司戦争」の様相だ。
(写真は、11日にオープンした「まつりや菊水元町店」=上と17日にオープンする「スシロー札幌苗穂店」)
11日にオープンしたのは、有限会社ときわ(本社・釧路市)が展開する「まつりや菊水元町店」(札幌市白石区菊水元町6条3丁目6ー1)。環状通の外回り線沿いにあり、豊平川を渡る環状北大橋を過ぎて大きく弧を描き直線に入ったあたりにある。手延べうどん専門店「むぎの里菊水元町店」の店舗跡を利用して出店した。ときわは、「まつりや」を釧路市3店舗、十勝3店舗展開しており、札幌では3店舗目となる。
17日にオープンするのは、「スシロー札幌苗穂店」(札幌市東区本町2条6丁目6ー50)。環状通内回り線沿いで、三角点通を過ぎた直線区間の中間地点あたりにある。今年1月31日に閉店した食品スーパー「プライスマート苗穂店」(旧マックスバリュ北海道が運営)の跡地を利用して店舗を建設した。運営するのは、あきんどスシロー(本社・大阪府吹田市)、札幌市内6店舗目になる。
この「スシロー」の東側約150mの環状通内回り線沿いには、「魚べい苗穂店」(東区本町2条7丁目6ー18)がある。元気寿司(本社・栃木県宇都宮市)が展開するこの店舗は、旧北海道コカ・コーラボトリング札幌東事業所と関係会社の北海道ベンディング札幌東営業所の跡地に建設され、2018年11月30日にオープンした。この店舗は回転寿司と言っても、オールオーダー型の「回転しない寿司店」。
奇しくも環状通沿いに出揃った回転寿司3店舗。全国系の「魚べい」VS.「スシロー」のガチンコ勝負に、地元北海道の「まつりや」が割って入る三つ巴で争うこととなりそうだ。