今秋、旭川市と北見市で奇しくも同じ店舗名の「スターバックスコーヒー」が誕生する。「大雪通店」がそれで、現段階では仮称だが、そのまま正式店舗名になる可能性が高い。いずれも国道39号線沿いにあり、旭川と北見の約160㎞を隔てて「スタバ大雪通店」が相まみえることになる。(写真は、オープン秒読みの仮称「スターバックスコーヒー旭川大雪通店」)
スターバックスコーヒージャパン(本社・東京都品川区)は現在、北海道の旭川市と北見市で「スターバックスコーヒー」の路面店を建設中。いずれもドライブスルー店舗で、「旭川大雪通店」(仮称)はほぼ完成しており、オープンまで秒読み段階を迎えている。出店場所は、旭川市大雪通4丁目の国道39号線沿い。
人口約33万3000人の旭川市内には現在、「スタバ」が5店舗ある。「イオンモール旭川西店」(2004年4月開店)、「旭川医科大学病院店」(07年9月開店)、「イオンモール旭川駅前店」(15年3月開店)、「旭川東光店」(16年7月開店)、「北彩都店」(19年12月開店)で、ドライブスルー路面店は「旭川東光店」。間もなくオープンする「旭川大雪通店」はドライブスルー路面店としては市内2店舗目になる。
北見市で建設中の「北見大雪通店」(仮称)は、北見市東三輪2丁目の国道39号線沿い。人口約11万6000人の北見市内にはこれまで「スタバ」店舗がなく、この店舗は1号店となる。
国道には各地域で通称があり、旭川と網走の約215㎞を結ぶ39号線も、旭川市内では「大雪通」、旭川から北見までは「大雪国道」、北見市内に入ると「大雪大通」に変わり、北見から網走までは「北見国道」と呼ばれる。「スタバ」の新店舗はこうした通称を引用したもので、地域の冠は違うものの2つの「大雪通店」が誕生することになる。旭川と北見の間には大雪山国立公園があり、北海道らしい風景が広がる。2つの「大雪通店」のネーミングが旅情を誘う。