ファミリーレストラン「ロイヤルホスト千歳店」(千歳市栄町7丁目)が、8月31日(月)午後8時で閉店する。どこか懐かしさを感じさせる外観のロードサイド型の店舗で、街角の目印にもなっていた。見慣れた中央大通の景色が変わる。(写真は、8月31日で閉店する「ロイヤルホスト千歳店」)
千歳市を走る中央大通(道道258号線)沿いには飲食店がびっしりと並んでいる。主だった店舗だけでも「ラマイ千歳店」、「びっくりドンキー千歳店」、「なか卯千歳店」、「ビーフインパクト千歳店」、「遊鶴千歳北栄店」、「吉野家千歳店」、「ロイヤルホスト千歳店」、「ガスト千歳店」と続く。すべてロードサイド型の路面店でそれぞれの個性が街角に彩を添え、景観を形づくっている。
これら店舗の中で、おそらく最も古くから立地していると思われるのが「ロイヤルホスト」。欧州風の外観を持ち、屋根に付けられた窓などかつての非日常感を思う存分発揮した意匠性のある店舗。年月を経て街角の景色に溶け込んでいたが、8月31日をもって閉店することになった。
「ロイヤルホスト」は、ここ数年間で全国的に閉店が目立つようになった。今年に入ってからはコロナ禍で厳しさが増しており、「ロイヤルホスト」を運営するロイヤルホールディングス(本社・福岡市博多区)は、「ロイヤルホスト」と「天丼てんや」を全国で約70店舗閉店することを決めている。「ロイヤルホスト千歳店」の閉店もその一環。
道内では、2014年11月に「旭ヶ丘店」(札幌市中央区)、18年11月に「白石店」(同市白石区)が閉店しており、今回の「千歳店」閉店により札幌市内5店舗と江別市内1店舗の計6店舗になる。